2017.10.1
【第8号】米トイザらス破産に思うこと
かつて玩具業界の巨人と言われた米トイザらス社が、9月18日付けで連邦破産法11条(日本で言う民事再生法)の適用をバージニア州裁判所に申請しました。1948年に創業、69年の歴史を持ち、世界各国に約1600店・6万4千人あまりの従業員を抱える巨大企業です。債務の総額は5800億円に上ります。当面、日本国内160店舗には影響はないとのことですが日本トイザらスの親会社には米トイザらス社が85%出資しているとのこと。今後の動向が懸念されます。
『なぜ トイザらス は破産したのか?』
その理由は、「オンライン販売の台頭」と「価格競争による苦戦」と言われます。象徴的には、AmazonとWalmartとの戦いに敗れたのだと言われます。
お客様と自社と競合 (3C : Customer/Company/ Competitor)の関係の中でお客様がトイザらスを選ばなくなったということです。
2000年前後トイザらスは、Amazon・Walmartが競合先になるとは考えていなかったのでしょう。このことは、多くの問題を提起しています。
お客様は、便利さ、安さ、自分の優先事項によって1つだけ選びます。競合は業界の向こうから現れます。環境に適したものが生き残るとした説が思い起こされます。
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2017年10月吉日
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