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【第48号】時代の変化に対応していくために大切なこと

 今回は『駐車場経営』にとって非常に重要なデータをご紹介いたします。現在の事業の見通し、新たな開業、修繕などを考える際には、外部環境を分析しておくことは非常に大切です。中でも、未来の需要を予測するための客観的な数字を抑えておくことは有効な手段です。

①先ずは兵庫県の人口・免許人口・自動車台数です。

・兵庫県の人口は平成21年(2009年)の559万8,342人をピークに減少を続け、令和6年(2024年)4月1日534万4,832人となっています。15年間で25万3,510人減りました。
・免許人口はわずかながら減少傾向にあり、342万6,000人となっています。
・県内の自動車台数は令和元年(2019年)から減少しているものの数字は緩やかです。

② 次に今後10年間の神戸市内各区別の人口推移です。

①で確認したように、先ず人口が減少し、次に免許保有者が減少、最後に自動車台数が減少します。
 ・中央区だけ人口が増えています。
 ・兵庫区はほとんど変化なし。
 ・東灘区、灘区は5~6%減。
 ・長田区で10%減です。
 ・垂水区は一番減少率が大きく、12.3%。
 ・西区、須磨区、北区が11%減です。
 日本が人口減少社会に突入して早15年。すべての生活関連サービス(コミュニティーサービス)でマーケットの縮小が進行しています。ここで大切なことは、決して全てが消えてなくなる訳ではないということです。時代の変化に対応し『お客様に選ばれる駐車場づくり』の差が目に見えて現れて来るということです。
 過去15年間にも栄枯盛衰は見られました。駐車場にマンションが建てられ、駐車場総数が減少したエリア、逆に建物が解体され、駐車場が増えたエリア。あなたの駐車場がどのようなエリアに属し、将来の需要がどのようになっていくのか見通しながら事業計画を練って行きましょう。

2024年9月吉日


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