【第43号】生田神社は神戸のルーツ・心の拠り所
神戸で創業し32年、株式会社イーエスプランニングにとって、この9月は特別な月となりました。既に皆様の多くがご案内の通り、従来、有人による発券・精算を行ってこられた生田神社様の駐車場では、この度9月6日に精算機を導入され、無人での発券・精算に変更し、新たな駐車場として再開されました。実はこの一連の流れの中で弊社は、機器の納入・設置工事を担い、運営において管理業務の委託を受けることができました。
神戸に所縁(ゆかり)のある者にとって、生田神社は常に特別な存在として心の中に在るのではないでしょうか。初詣を始め『縁結びの いくたさん』として、恋愛成就、安産祈願、初宮参り、七五三参り、結婚式、地鎮祭、竣工式など、人生の節目に生田神社との関わりを持たれた方が多いことでしょう。この度、 生田神社様に弊社を選んで頂き、大役を任せて戴きましたこと、誠に有難く大変栄誉なことと喜んでおります。
『生田神社の由来』
神功皇后摂政元年(西暦201年)三韓外征の帰途、今の神戸港にて船が進まなくなったために
神占を行ったところ、稚日女尊(わかひるめのみこと)が現れ、「私は活田長峡国に居りたい」
と申されたので、海上五十狭茅(うながみのいさち)という者を神主として祀られた。
参考︓生田神社ホームページ
因みに稚日女尊は伊勢神宮内宮にお祀りされる天照大神の和魂あるいは妹神様であり、物を生み育て万物の成長をご加護する神様として崇敬を集めています。
『神戸の地名は生田神社から』
大同元年(西暦806年)朝廷より生田神社の為にお供えする家、世話をする家、守る家である神戸(かんべ)44戸が授けられました。この『かんべ』が『こんべ』となり現在の『こうべ』となったと伝わっています。
参考︓生田神社ホームページ
このように生田神社は神戸のルーツであり、心の拠り所であります。この度、業務の一部を担うことができた有難さと、もう一点、特別な感慨を持つことができました。それは、地域でできることは地域で行う、そのことで地域が豊かになるということです。神戸に大切な資源は沢山ありますが、その中でも生田神社はトップクラスの資源と言えます。また参拝者は圧倒的に神戸市民です。神戸の資源を神戸市民が支え、その事業の一部を地域企業が担う。
まさに『地域経済循環モデル』であり、豊かな神戸を目指す確かな歩みだと思います。
このことに当事者として参画できたことに大きな誇りを持ち、引き続き皆様のお役に立ち神戸活性化の一翼を担いたいと思いを新たに致しました。
2023年11月吉日
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