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【第44号】2024年 年頭ご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。皆様はどのような年明けを迎えられたのでしょう。皆様にとって本年が素晴らしい年になりますよう、祈念申し上げます。
 2024年は辰年(甲辰・きのえたつ)になります。十二支の中で『辰』だけが架空の動物ですが理由については諸説あるようです。『辰年』には政治の大きな変化が起こると言われます。昨年末の裏金疑惑など、その兆しは表れています。(12月11日現在)これが大きな政変に繋がっていくのかもしれません。いずれにせよ政治システムに健全性をもたらす変化であることを期待したいと思います。

 今年の大きな注目点として「脱デフレ」が挙げられます。過度な円安などによる物価上昇の長期化、値上げラッシュ、賃上げ。約30年振りのデフレ経済からの脱却の兆しが見受けられました。ただ、このことは金融政策の正常化を促し、超低金利に慣れすぎた企業・家計・不動産市場などには大きな影響が懸念されますので、金利上昇には備えておきたいものです。もう一点、これまで猶予されていた運転業務、建設業務、医師の時間外労働に罰則付き上限規制が適用される、いわゆる『2024年問題』がいよいよ現実のものとなります。人手不足はさらに助長され経営の圧迫要因となる一方、この問題に正面から取り組み、定着率の上昇、生産性向上を実現できるかどうか、企業にとって対応の真価が問われる年になりそうです。
 駐車場事業に目を移してみましょう。1点目、2020年1月突如発生したコロナ禍は2023年5月の5類感染症への移行により、一定の落ち着きを取り戻しました。人と物の動きを止めたコロナ感染症が駐車場事業に与えた景況は大きく、商業施設・繁華街駐車場での弊社データでは、2020年は瞬間的に-70%の暴風雨が吹荒れ、年間で-15%程度、2021年もほぼ同等、2022年は回復傾向を見せたものの、2023年もコロナ前に戻り切れていません。一方、ビジネス街・住宅街での時間貸し、月極駐車場ではコロナ前を上回り、落ち込みをカバーしました。2024年アフター・コロナでは、既に変化した消費者マインド、消費者スタイルを前提として適応し、工夫改善を起こさなければなりません。
 2点目、昨年10月に始まった、インボイス制度による申告が始まります。個人法人を問わず、曖昧に始まりましたが、申告段階では様々な課題が明確になり対応を求められるでしょう。弊社としてもここは丁寧に寄り添って行きたいと考えています。

 人口が減少し、新たな制度が次々と生まれてくる中で、課題が無くなることはありません。事業は『環境適応業』です。適応に良し悪しがあるのなら、力を合わせしっかりと適応し、皆様に還元していく。この姿勢を本年も磨いていきたいと思います。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2024年1月吉日


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