2020.10.1

【第25号】コロナ禍の本質

　新型コロナウイルスが及ぼす経済への破壊的影響が止まりません。そもそもに経済とは人間の生活に必要なものを「生産・分配・消費」する行為についての社会的な関係のことを言います。（オックスフォード ラングエッジ参照）新型コロナウイルスはこの経済活動の基本条件である『物の動き、人の動きを』を止めてしまいました。その瞬間から「生産・流通・消費」すべてが止まり、グローバルに展開し、成長してきた経済はネットワークが分断され、成長の鍵はそのまま危機の鍵となり、逆回転を始めました。その結果日本では、

惨憺たる結果です。
　コロナ以前のような『物の動き・人の動き』を取り戻すには、コロナを医学的に克服するしかありません。『物が・人が』最適な効率を求め、自由に動き回れるようになるまでには数年の期間が必要でしょう。またアフターコロナの経済では、新しいルールが生まれ、従来の延長線上とは違った世界が広がると思われます。何れにせよＥＳＰでは、ここ当面は「85％」経済（業界・各社によって様々）と設定し、

この2 本を基本戦略に具体的な展開を進め、Ｗith コロナの中で選ばれる会社になる努力を続けます。

　これだけ大きな影響を与えている、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）ですが、このような感染症はこれからも現れ続けると思われます。また、最近規模が大きくなりつつある自然災害、不安定な国際政治など、経営を取り巻く外部環境は大きく揺れ続けると予想されます。このような『動的環境』の中では、規模は小さいものの、しっかり地域に根ざしたローカル企業により多くのチャンスが訪れるかもしれません。新型コロナがもたらした価値観の変化の1つに『地元意識』『地元愛』の再認識があります。お客様の思考の変化を見逃さず、選ばれる為、常に品質を向上し、革新を追い続けて行きましょう。

2020年10月吉日