【政府】大阪・兵庫・宮城 3府県「まん防」適用する方針
政府は、新型コロナウイルス対策として大阪・兵庫・宮城の3府県に対し、「まん延防止等重点措置」(通称:まん防)を適用する方針を固めました。本日正式決定されます。
「まん防」に指定された地域は緊急事態宣言が出されていなくても飲食店などに対し、罰則を伴う営業時間の短縮命令を出すことが可能となります。菅総理は3月31日夜、関係閣僚との協議の結果、大阪への「まん防」適用を行う考えを表明しました。
政府は、感染拡大に苦しむ兵庫・宮城・山形・沖縄の各県について「まん防」を適用するかどうか自治体と協議してきましたが、兵庫・宮城の2県について適用する方針を固めました。
【「まん防」と緊急事態宣言の違い】
まん延防止等重点措置とは、基本的には感染者が急増している局面で、緊急事態宣言を出す状況(感染爆発)にならないよう、予防的に地域を絞って集中的な対策を行うためのもの。
緊急事態宣言 | まん延防止等重点措置 | |
対象地域 | 都道府県 | 都道府県内の区域 (区域は知事が指定) |
発出の目安 | 「ステージ4」で発出が視野に | 基本的に「ステージ3」を想定 |
期間 | 2年以内 (計1年を超えない範囲で延長可) |
6ヶ月以内 (何回でも延長可) |
時短や休業対応 | 「時短」「休業」共に 要請と命令が可能 |
「時短」のみ陽性と命令が可能 (休業要請はできない) |
命令違反の罰則 | 30万円以下の過料 | 20万円以下の過料 |
国会報告 | 義務付け (発出、期間延長、区域変更時) |
付帯決議に「速やかに報告」と記載 (法的拘束力は無し) |
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